第15章 突然の × モテ期?!
「僕には構ってくれへんの…?」
なんとも上手い涙目だこと。
ドキッとしてしまった
「か、構ってあげるよ…!」
そしてやられちゃう単純な私。
ふふふ、と嬉しそうに笑う章ちゃんの
笑顔がこれまた可愛いんだ!
「見つめ合うなんて、
青春してるねぇ、二人。」
そんなんじゃないって!
「えへへ~」
照れるな章ちゃん!
大野くんは、あはははって笑う。
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴り、
皆が席につき始める。
ふと、
廊下を見ると、
楽しそうに女の先生と話す
鳴海先生の姿があった。