• テキストサイズ

【東リべ】半間くん依存症

第7章 終


濃い煙草の匂いで目を覚ます。うっすらと目を開けると、半間くんが煙草をくわえて枕に背中を預けていた。

「よぉ、おはよ」

チュッと音を立てて、唇が触れ合った。

「煙草の味がします」
「嫌いか?」
「いいえ、これも半間くんの味です」
「変なこと言うな」

気を失う前、彼が自分の好意を受け入れてくれたことは嘘ではない。最初の優しいキスで、それを感じた。
彼の刺青の入った手に、指先だけ重ねる。彼は恋人繋ぎのように指を絡め直す。
/ 37ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp