• テキストサイズ

【進撃の巨人】片翼のきみと

第52章 盤上




「―――――私も、思い出します、必ず……もう一人のフリゲン・ハーレットにまつわる何かを……!」

「この3人が何を研究していたのか、その全ては記されていないにしろ、ワーナー氏の日記はもっと読み込む必要がありそうだ。また借りておいてもいいかな。熟読したい。」

「もちろんです。」

「――――幹部の中でも話はしておくに越したことがないとも思うが、なんせ内容がいまだに王政にとって禁忌とされているものだ。余計な危険を背負い込むことはない。確証を持って動けるようになるまでは、この件は私とナナだけに留めるように。」

「はい。」



エルヴィン団長はそっと手を差し出した。

まるで共闘の誓いのように、その手を握って固く握手を交わした。


/ 3820ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp