第44章 The Gift for you
「今日………みたいに………っ…………甘く甘く………たくさん………して、欲しい………。」
淫乱だと思われたらどうしよう。
でも、とても忘れられないような快感をまた、リヴァイさんと分け合いたい。顔が真っ赤になっていることを自覚できるほど頬と耳が熱い。
「――――――淫乱。」
「!!」
恐れていたその言葉を発され、すごく落ち込む。
はしたなくて嫌われただろうか、と恐る恐るリヴァイさんの顔を見上げると、なぜかすごく満足げな様子だった。
「――――――見た目は女神でど淫乱。最高じゃねぇか。」
「………ど、……ど淫乱って…っ…!」
あまりに酷いその言葉になにか反論しようと思ったけれど、くっくっく、と今までに見た事ないほど無邪気にリヴァイさんが笑うから、怒る気にもなれない。
「――――――そんなに良かったか?セックスが好きになるほど。」
「~~~~~~………く、やしいですが……すごく、素敵で、幸せ……でした………。忘れられそうにない、です………。」
私の言葉に、なぜかリヴァイさんは物凄く安堵したような、柔らかい笑みを零して私を強く抱きしめた。
「――――――なら、良かった。」
「リヴァイ、さん……?」
「――――――生きて帰ったら望み通り、足腰立たなくしてやろうな?」
耳元で悪戯に、甘く低く囁かれるその声が腰にくる。
全身が粟立つような感覚に負けず、なんとか反論しなければと必死で両手でリヴァイさんの胸をポカポカと叩く。