第41章 心奥 ※
「――――……そうだな………。」
「そんな言い分、了承できません。」
「……………。」
「私が――――――他の、人に……っ……抱かれたから……っ……愛せなくなったなら、この関係を終わらせてくれていい……っ……。」
「――――――違う、そんなことは――――――」
「――――そうじゃないなら………私の事を愛せなくなったわけじゃないなら………っ………、もう一度、私に手を伸ばして―――――――傷つけあってもいい、綺麗な形じゃなくても、―――――いつか違う道に分かれるとしても、それまでは――――――一緒にいたい………っ………。」
「――――――っ………!」
「―――――私はあなたのことを、愛してる………っ………!」
私が心から訴えた瞬間、リヴァイさんは立ち上がって私の方へ近づき、力一杯に私の身体を抱き締めた。
「―――――あぁ、俺もだ―――――間違いなくお前を愛してる。」
「………っ………リヴァ、さ………。」
「―――――こんな子供じみた、欲にまみれた男といると―――――苦労するぞ?…………いいのか。」
これも彼の本心なのだろう。ひどく自信なさげな声だった。
私は思わず、笑ってしまった。
「―――――今更ですよ。」
「―――――そうか。」
リヴァイさんもまた、ふっと笑った。