• テキストサイズ

【進撃の巨人】片翼のきみと

第27章 海容 ※





ナナは震える指先を、覆いかぶさる俺の頬から後頭部へ滑らせた。






「リ、ヴァイさ………っ……あぁっ……いい……リぁ、イ、さ……っ……!」






「………とことん煽るな、お前は……っ……!」






「あい、し……てる……リ、ヴァイさ………、ずっと、私のことも……愛して、ね……。」






「………今更だろ………。」






8年前から―――――――お前が俺を必要だと言った、お前が俺に生きる意味を与えた時から、ずっと俺はお前のものだ。今までもこれからも、変わるわけがない。

お前は気付いてないが、俺のお前への想いと、お前が俺に向ける想いは少し違う。

―――――だから怖い。お前の心は、変わっても不思議じゃない――――――お前の想いが変わった時に、俺はちゃんと手放せるのか。




アウラのように嫉妬に狂うのは、今度は俺じゃねぇのか。




俺はそんなに不安げな顔をしていたのか、ナナが俺の顔を引き寄せ、唇を寄せる。ナナが甘く俺の舌を絡めとり、深く繋がる。



先ほどまでの暴力的な性行為が嘘のように、お互いを確かめ合いながら何度も身体を重ねた。




/ 3820ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp