• テキストサイズ

【進撃の巨人】片翼のきみと

第24章 誕生日




「なぁナナ、たいそう感動してくれたのはわかったから、笑えよ。あんたの笑ってる顔が見たくて、みんなここにいるんだ。」

「………あ、そ、そうだね……ごめんなさ……。」




リンファは私の言葉を遮るように唇を指先でふにっと押した。




「……ごめんなさい、じゃなくて?」

「…………!」




私はみんなのほうを向き直して、精一杯の笑みを向けて言った。





「ありがとう!!!!」





こんなに幸せでいいのだろうか。

この調査兵団と出会わなければ、私はこんなに色んな感情を、色んな景色を、大切なものに気付くことなく過ごしていたかもしれない。

この人たちと共に勝ち取る自由、外の世界を一緒に見て、一緒に笑えたら――――――そんな果てしない夢を見る。



/ 3820ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp