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【進撃の巨人】片翼のきみと

第22章 朋友




それから、リンファは少し変わった。

元々彼女が持つその魅力を、外に出すようになった。

どこか人を寄せ付けない雰囲気や、強くありたいと願っていたための強気な言動に隠れされていた、彼女の本当の優しさや思いやり、面倒見の良さが惜しむことなく発揮されているからかもしれない。





「―――――ね、医者ってさ、心理学みたいなものまで学ぶの?」

「ん?うーん……専門的には学んでないかな、少し触れた程度……私の専門は怪我と病気に対応する外科・内科が主かな。…………どうして?」

「いや、あんたはいとも簡単に人を変えてしまうから。」

「私が?」

「そうだよ、自覚ないの?」

「うん。」

「もちろんあたしも………救われたけど、一番変わったのはリヴァイ兵士長じゃないかな。」

「そうなの?」



寝る前にリンファとたくさんの事を話すようになった。以前より、もっとずっと。

その日はリンファが思いがけず、私が入団する前のリヴァイさんのことを話してくれたから、私は前のめりで聞き入っていた。


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