第251章 〈After atory〉紲 ※
甘くまた唇を重ねると、リヴァイさんが舌をペロリと出して自らの上唇を舐めた。
「――――甘いな。」
「そうですか?ケーキがついてたのかな。……ありがとう、とても嬉しい。」
「本当はちゃんとディナーの後で出す予定だった。」
「リヴァイさんがベッドにもつれ込ませたんじゃないですか………。」
「仕方ねぇだろ、我慢の限界だった。」
「随分高価そうなケーキでしたが……わざわざ取り寄せてくださったんですか?」
「――――お前がエルヴィンに貰っていたのよりおそらく良い物を作らせたつもりだ。」
「また張り合う。」
ふふ、と笑いながらまた小さくキスを交わすと、リヴァイさんが思い出して欲しくないことを思い出してしまった。
「―――――そういえば。」
「え?」
「せっかくの誕生日プレゼントは使わねぇと失礼じゃねぇか。」
「………?」
「―――――クソエロい下着、着ろよ。」
「えっっっ、なんで、うそ……!」
「バレバレだ。ロイもなかなか見どころがある。悪くねぇ、よくわかってやがる。最愛の弟のプレゼントを無下にするのか?お前は。」
「き、着ません……!すぐ汚すでしょ、リヴァイさんが……!」
「汚す?ナニでだ?」
「なにって……精……っ………」
「あ?」
「~~~~~~………。」
もうそうやってからかってばっかり……。
やっぱりこういうところはもうおじさんの感じが出ちゃってるんじゃ……そう思ったのだけど、リヴァイさんがまた告げた言葉に私の胸は温かくなった。
「―――――腹が膨らんだら着れねぇだろうが。」
「…………。」
「今のうちに着てやれよ。あいつも……良かれと思って一生懸命選んだんだろう。」
「リヴァイさん………。」
「な?だから着ろ。早く。そして抱かせろ。………いや、あれを着るなら俺の上に乗って腰を振―――――」
「やっぱりただのエロじじぃだった。」
温かくなった胸が急激に冷めて、でもなんとなく二人で笑い合いながら……私は結局まんまとその厭らしすぎる透けてしかいない下着を身に着けて、もう何度目かもわからない精液を胎内奥深くに注いでもらうためにリヴァイさんの上で体を揺らした。