第251章 〈After atory〉紲 ※
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「ん“ぁ、やっ、やら、ごめ、な、さ……っ……」
「あ?黙って鳴いてろ、 ”交尾“ に言葉は必要ない。」
肉のぶつかり合う音が一定のリズムで鳴っていて………的確に一番奥の、子宮を直接揺さぶるような腰使いで奥まで突き入ってきて……、私の思考は今にも飛びそうで……、せっかく掃除もベッドメイキングもした寝室のベッドで、それをぐちゃぐちゃに乱しながら私は一糸まとわぬ姿で犬のように後ろから、されるがままにリヴァイさんを受け入れていた。
もうずっと、壊れ物を扱うみたいに慈しむように……愛してくれていたから、こんな激しい情事が久しぶりすぎて頭がくらくらする。
これ、じゃ……まるで……、本当に――――………
「ぅあ、ぁあっ……ぁ……っ……」
意味もない動物の鳴き声のような嬌声が勝手に漏れる。前戯もせずに挿入して、好き放題激しく私の体にずっと、出入りしている。
こんなの……きっと普通なら、『酷い』と思うのだろうけれど……どうやったってあなたの愛情を感じてしまって、辛いだとか悲しい気持ちになんてならない。
――――むしろ、『この人は私に夢中だ』と優越感すら感じてしまう。
――――そういえばエルヴィンに抱かれた時にも思った。これは愛を確かめ合う行為である前に、生物が本能として持つ……繁殖のための行動なんだ。
リヴァイさんが交尾だと言うのなら……それはつまり、繁殖目的の行為であるという、意味で……。
私は淫乱の名にふさわしく、緩みきった頭でいけない想像をしていた。