第21章 耽溺
………そりゃ少しふざけたところはあるけど、怒らせたいわけじゃなく、ただ本当に知りたい。リヴァイさんの事をもっと。
「終わりじゃないです。聞きたい………どうやったら、もっと夢中になってくれますか?」
「………っ、抱けねぇ時に、そんな顔をすんじゃねぇよ………!」
息を荒げるリヴァイさんが愛しい。
私がリヴァイさんを押し倒していたはずが、簡単に視界が逆転する。
「――――バカげたことをぬかす口は、塞いでおかねぇとな。」
リヴァイさんが琥珀色の液体を口に含み、私に口付ける。
「んっ………ぅ……!?」
口移しで無理やり流しこまれたアルコールに、喉が焼けるようだ。
まるでリヴァイさんの色気に当てられた時と同じように、私の身体は熱を帯びて鼓動が早くなっていく。