第251章 〈After atory〉紲 ※
腰が反るように一度大きく体が跳ねて、あらゆる性感帯が充血してまるで男性のそれのように勃起して脈動しているのが自分でもわかる。
はぁはぁと荒ぶる呼吸に合わせて揺れる胸の先がエプロンにこすれてまたビクンと快感が走って……リヴァイさんに体をすべて預けるように、倒れ込んだ。
加虐心の欠片を滲ませつつリヴァイさんが私の胸の感触を確かめるように強く揉みしだきながら、時折意地悪く指で先端を弾く。
「――――まだイけるだろう?」
「んっ、や……!」
「は……ひくついてる。欲しいのか?」
もう嫌ほどこのあと自分のどこに何を受け入れるのかを体が勝手にわかっていて、ねだるように蜜を流しながらひくひくと痙攣している。
「――――まだ、だぞ。」
「―――――ッ?!」
サディスティックな愉悦を含んだリヴァイさんの声がしたと思った瞬間、私の弱いところを擦り上げながら、指が体内をかき分けるように挿入された。
中から、ぐり、と気持ちいいところを押し上げられ、またぶるっと体が震える。
―――――まるで悦んでいるみたいだ。
リヴァイさんの右胸から肩にかけて私が頭を預けるような恰好になって、それでなくても私を発情させる匂いがリヴァイさんの首元から発されている。
目線を落とせばエプロンをずらされて露出した胸がふるふると私の体がひくつくごとに揺れて……何とか閉じようとした膝を右手で押さえつけられ、開かれた腿の間に、リヴァイさんの左手の中指と薬指が糸を引きながら出入りするのが見える。
………なんて、いやらしい恰好をしているんだと……頭がくらくらする。
リヴァイさんはあくまで冷静に的確にずちゅ、ずちゅ、とわざと水音を鳴らすような意地の悪い抽送をしながら、私の耳元で囁く。