第18章 聖夜 ※
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ナナが俺を欲しがる顔は、たまらねぇ。
理性がぶっ飛びそうになる。
破瓜してからまだ数えるほどしか抱いてねぇが、この乱れようだ。こいつの素質か?だとしたらいささかこの先が思いやられる。
ナナの中が収縮する。
精液を絞り出そうとしているように蠢いて、吐き出せと絡みつく。
「………あぁ、イけよ。………俺も、もう……っ……!」
より奥へ、隙間なくねじこむためにナナの腰を掴み浮かせる。
最奥を突くたびに、赤い花びらを散らしたような白い身体とそこにある小ぶりながらも形の良い胸が弾み、銀髪が踊るように揺れるその様は、狂おしいほどに美しい。
「あっ、はぁっ、ぁぁあっ、や、……い、くっ………いっ……――――――」
「ナナっ………ナナ………あぁ……っ……出る………っ……!」
凶暴な腰使いでナナを貪り、寸前で引き抜いたその先から放たれた欲望は、ナナの身体を汚した。
濡らしたタオルで身体を拭いてやると、ナナはほんの数分で目を覚ました。
「…………あれ、わたし………?」
「気付いたか。」
「また………気を失ったんでしょうか………。」
まだぼんやりとしているような表情で、俺を見上げる。
「あぁ、ほんの数分だったがな。」
「………普通、こんな毎回気を失うんですか?」
「………いや………。」
「…………?」
「………言っただろ。 “なぜか” 気を失って、部屋には帰れねぇと。」
ナナの髪を撫でながら言うと、ナナはふふっと笑った。