第18章 聖夜 ※
ナナの懇願も無視して中と外の刺激を絶えず与え続けると、ナナの足の指がきゅっと丸まった。
腰が反り、体中の筋肉が収縮している。
「うぁっ…や、やぁっ……あっあぁぁっ……――――――!!」
「それがイく、だ。ほら、いい子だからイけ、ナナ。」
指の抽送を激しくしながら、快感の核の上皮を押し上げて、直に触れる。
「……だ、めっ……………い………い、くっ…………!」
ナナの秘部から透明の液が散ったことを確認し、ナナの体液がしたたり落ちるほどの指を抜いた。
「うまく……イけたな。」
「……ひゃっ…んっ……!」
耳を舐めながら言葉をかけると、声にすら身体をビクッと反応させる。どうやらイった後は身体中が敏感になるらしい。
肩で息をしながら、これ以上の刺激を拒むようにベッドの上で身体を丸めるナナを、満足げに見下ろした。
俺の下腹部は、ナナのその痴態により痛いほどに固く立ち上がっていた。
ナナは真っ赤な顔をして、恨めし気に俺を睨む。
「や、だって…………言ったのに………!」
「………本当に嫌か?……ならやめる。」
「…………っ………。」
ナナは眉をハの字に下げ、目を泳がせる。
「………………っ………わたし、ばっかり………変に、なる……のは………ずるい………!」
もごもごと口ごもるナナの手を掴み、服の上からでもわかる、はち切れそうに勃起した股間にあてがった。
ナナは顔を真っ赤にして動揺する。
「!?!……なにして……っ…!!」
「………俺だって、お前の姿を見てるだけでもう……変になりそうだ。」
「………っ………!」
ナナの顔が、嬉しい、と物語る。
ナナはいつだって自分が俺に影響を与えていることを実感すると喜ぶ。わかる、俺も同じだからだ。
お互いの感覚を半分ずつ支配している。その事実は圧倒的優越感とともに、独占欲が満たされる。