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【進撃の巨人】片翼のきみと

第17章 蠱惑




そんな感傷に浸っていると、すぐさま私を呼ぶ声がした。いけない、今は手当をすることに集中しなければ。そう思った時、




『ほらぁナナ、私のことにいつまでも捕われてないで、前に進みなよ!』





私の頬を優しく撫でるように吹いた風の中に、アルルの声を聞いた気がした。



「うん………!」



私は自分の頬をパチンと軽く叩いて、呼ばれる方へ駆け出した。

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