• テキストサイズ

【進撃の巨人】片翼のきみと

第184章 空蝉 ※




「能天気だな。まぁまぁやべぇ状況なんだが?」



「ふふ、そうですね。」



「――――だから俺は今この瞬間の束の間の平穏を存分に味わう。」






リヴァイさんの腕が私の腰を強く引き寄せて、向かい合うように体勢を変えられる。そしてまた……私の体のあらゆる場所に唇を寄せては、悩ましい吐息で私を惑わす。

ふにふにと両手で胸を弄んでは指で先端を弾いて、見せつけるように舌でねっとりと転がして私を見上げる。

――――その目が、私をいつもいつも……おかしくする……。





「――――あっ………。まさか……ま、た……ですか……?」



「お前が煽るからだ。」



「煽って、ない……のに……。――――んっ……。」



「――――黙って蕩けてろ。悦くしてやる。」



「――――は、い………。――――……ん、あ……っ……。」





汗をようやく流したかと思えばまたすぐに体を火照らされて、滲む汗をまた流して……その熱い杭を受け入れて、その律動で揺さぶられる度に生きてるって、感じる。





「――――つながって……る……。」



「ああ、奥まで全部咥えこんでクソエロい。」



「――――今、ひとつに、なってる……、私と、リヴァイ、さん……。」



「――――そうだな。」



「――――すき………だい、すき………。」



「――――ナナ………っ………。」





のぼせていたんだと思う。

段々と呂律が回らなくなって、まともな思考もできなくなって……ただ、リヴァイさんに爪を立ててしがみついて、リヴァイさんが言う “子猫のような鳴き声” をはしたなくあげながら………何度も、果てた。




/ 3820ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp