第180章 蜜月 ※
ナナはなんとか身体を起こして、少し恨めしそうな目を俺に向ける。悪くねぇ目だ。その目がトんで快楽に溶けて焦点が散る様も……たまらなく興奮する。
仰向けに寝た俺の上に跨って、ナナはふぅ、ふぅ、と興奮による荒い息を弾ませながらゆっくりと、白い指で俺自身を上下に扱いて――――……自分の中に導き入れて行く。
徐々に腰を落としながら、俺が体内をこじ開ける感触に、だらしなく半開きのままの唇から喘ぎ声をもらしながら没頭している。
「――――ぁ、ぁあ……入っ………ん、あぁっ………!」
「挿れただけで満足してんじゃねぇ、動け。エルヴィンにそうしたように、やれ。」
追い打ちをかけるように命ずると、ナナはゆるゆると、小さく腰を動かし始める。
「んっ、あっ、はぅ……ッ……、あっ、ぁああッ……!」
「――――そんな上品にやってたってイけねぇだろう?淫乱らしく、脚開いて俺に見せながらイけよ。」
「――――い、や……っ……、あっ…だめ……!」
俺は上体を起こして、ベッドに立てていたナナの両膝をぐいっと押し上げる。俺の上に跨って、どエロく脚を開いた状態で……ナナの弾む胸を潰すように掴みながら、下から突き刺すように突き上げると、またナナは鳴いた。
「――――きゃ、んッ……!!」
「――――きゃん、じゃねぇだろう、お前は猫なんだからよ、にゃぁ、だろ?ほら、鳴けよ。」
「――――んあぁッ……!!」
「お前が自分で動かねぇから突いてやってんだ。ほら、鳴け……ッ……!」
「んッ、やっ、ァあぁッ……!んにゃっ、いや、ら……ッ、変、にっ……にゃ、ッあぁァッ……!」
涙目で乱れるナナの後頭部に手をやって、ぐいっとその顔を引き寄せて卑猥に貪るキスをする。