第14章 疎通 ※
そこに当たる度に背中を逸らす私の反応をリヴァイさんが見逃すわけもなく、あえてそこばかりを擦りあげてくる。
「やっ、あっ、あぁっ…あっ、……あぁぁっ………。」
膝がガクガクする。
快感の芽を責められ、もう抗うことも意味のある言葉を発することもできなかった。
「――――――一回出すぞ、ナナ。そのまま喘いでろ。」
リヴァイさんが何か耳元で囁いたが、何を意味しているのか理解しきれないまま鳴かされ続けた。
何かの階段を上るような、快感に頭が全て支配されるような感覚。鏡にぼんやり映る自分は、今まで見たこともないほど妖艶な顔をしていた。
「ん………っ…………あぁっ………あっ………。」
立っていることもままならず、私は壁に手をつき身体を預ける態勢になる。リヴァイさんは律動をしながら、時折私の胸や背中に手を滑らせ、更には下腹部の突起を指でこねる。
その度に私は身体を震わせて鳴くことしかできなかった。
やがてリヴァイさんの律動が早くなり、彼の口からも切なげな声が漏れる。
どんなに厳しい訓練でも息も上げないリヴァイさんから漏れ出るようなその声は、少しの優越感を私に抱かせた。
「………う……っ…………あ……………はぁっ……ナナ……ッ………!」
その瞬間、お尻と背中に熱いものが放たれたのを感じた。
思考を遮られた頭でぼんやりと、リヴァイさんが達して、射精したのだということがわかった。