第14章 疎通 ※
「!!!!!!」
慌ててリヴァイさんに背を向ける。
私の目の前にある鏡の中で、視線が交錯する。が、シャワーの熱気でそれは曇ってやがて見えなくなった。
「な、なんで入ってくるんですか……?!」
「あ?」
リヴァイさんは、私越しに石鹸を手に取り、泡立て始めた。
「待てねぇと、言ってんだろうが。」
泡だらけの手で鏡を拭うと、真っ赤な顔をした私が映る。
その後ろから、リヴァイさんの手が泡を纏って私の身体を滑る。その手は私の胸の形を変えて弄ぶ。
「ん………っ………あっ………?!?!」
その時、私のお尻に、熱く固いものが当たるのを感じた。
「………医者なら、見た事も触ったこともあるんじゃねぇのか?」
「あ、あります……が………その……っ……!」
そんな臨戦態勢の状態で見ることなんてもちろんない。脈打っていることすらわかりそうなその質量に、私は混乱を隠せない。
「洗って……やるよ。」
「あのっ………あの………っ………。やぁっ?!」
リヴァイさんは私の太ももの間に自身を挟んで、擦りつけはじめた。繋がっているわけではないのに、鏡越しに見ると、性交しているようにしか見えない。
その光景と摩擦と音、リヴァイさんの見たこともないような表情。それら全てが私を興奮させる。
そして時折、頭が痺れるような快感が私を襲う。
「――――――っ?!」