第146章 食欲 ※
「………片腕、難しい?」
「ああ……難しいし………もどかしい………。」
「ふふ……っ……やっぱり難しいんだ。」
いつも善がってなにもわからなくなるほど乱れるナナに、余裕があるように見える。悔しい。
「――――腕じゃなくても、舌もある。」
「えっ、ひゃ、ぁん…っ……や、あ……っ……!」
奥に突き入りながら、左手で胸を掴んで弄ぶ。
敏感な先端を指で時折挟んでつまみあげると、ナナは良い声で鳴く。徐々に興奮と刺激により、両胸ともに先端を固く勃たせた。
「……勃ってる。性感帯だと、主張しているみたいだな……ここも。」
勃った乳首を甘く噛みながら、左手はナナの好きな下腹部の花芯を親指でぐり、と刺激する。
一気に訪れた刺激に、ナナは身体をビクンと震わせて鳴いた。
「ぁああっ……!」
「―――あぁ……っ……締まる……!」
「やっ、あぁ……っ…も、変……い、っちゃ……っ…。」
「――――そうイき急ぐなよ、ナナ…ッ……。」
「…っ熱い、からだ……だめ、……エルヴィン……っ……。きもち、い、よぉ……っ…!」
「――――淫らだな、誰に躾けられた……?この身体は……今まで一体誰に、開いて、善がった……?!」
「あっ、ん、ああ…ッ……や、らめ、おく……っ……!」
「なあ、ナナ……っ……誰とのセックスが感じた……?」
「――――エルヴィン、が、いい……エルヴィン、と……が、好き……。」
「――――嘘がどんどんうまくなるな――――……ナナ……。」