第7章 調査兵団
「リヴァイ兵士長……ご迷惑をおかけして………申し訳ありません……。」
また迷惑をかけてしまった。申し訳なさから、リヴァイ兵士長の目を見ることができず、俯いたまま謝罪の言葉を口にした。
「………アルル。」
「は、はいっ!」
「お前は自室に戻れ。直属の上官として、俺はこいつに話がある。」
「はいっ………。」
心配そうに私に目線を送ってくれたアルルに、大丈夫、行って、と手で合図をする。アルルは、何度かこちらを振り返りながらも、自室へと戻っていった。
「………お前には本当に、早々に教育が必要だな。」
「………返す言葉も……ありません。」
いくら集団生活が初めてだといっても、初日からこうも面倒ごとを起こす私に嫌気が差しただろうか……うなだれる私に、リヴァイ兵士長は再びため息をついた。
「ここじゃなんだ………来い。」
私はリヴァイ兵士長の後について、執務室へ向かった。