第17章 うちはの里を作っちゃおう2
今日は腕鳴らしも兼ねてニ棟くらいで終わりになった。
その間、カカシ先生と兄ちゃん、イタチで大体の配置の印を付けていって、私はテンゾウさんのサポートに当たっていた。つってもタオル渡したり水渡したりとか、そんな感じ。
「コツは掴んだから、明日はもっとスムーズにやれるよ。」
って言ってたから、私の出番は明日かな。
私もチャクラ温存しなきゃ。
いつも通りに食事を済ませて、まったりタイム。
今日は先生達に手伝ってもらったのもあって体力がまだ残ってる。
こんな時は…。
「じゃーん、オセロ〜。やろうよ。」
宝箱代わりの巻物から出して見せると、みんなが三者三様の顔をした。割合的に呆れが大多数だけどね。
「そんな子どもの遊び、やるわけないじゃないの。」
「遊びに来たんじゃないんだぞ。」
カカシ先生と兄ちゃんは言う。
ふふん♪
「そうでもないんだな、これが。子どもの遊びと馬鹿にできないのよ。なんせ、前世ではこれの大人部門全国大会だってあったんだから。」
「…こんなのが?」
テンゾウさんは懐疑的。
「そう。意外と力が拮抗すると勝負がつかないなんて事もあったりしたみたいだよ。なんか、色々と技があるみたいだった。ネットで対戦したら強い人と当たって即負けだったもん。」
そう言ったら、みんなは顔を見合わせて、もう一度オセロ盤を見た。
「じゃ、やってみますか。どうせやる事もないし。」
先生の一言でみんなが寄り集まった。
「じゃあ、最初は誰がする?」
「テンゾウとエニシでやったら?」
先生の言葉に、私はテンゾウさんと顔を見合わせる。
「やってみるかい?」
「やりましょう。」
ということで、一回戦スタート。