第12章 ここが人生の分岐点だったのかも…
「そんなにカカシが好きなの?」
「えぇ、好きですとも。」
暇人だったら今頃追っかけやってたかも、ってくらいには。
私の答えを聞いたアンコさんはニヤリと笑う。
え、めっちゃ怖いんですけど。
助けを求めようと同期を見ると、ライドウさんもニヤリと笑ってる。
アオバさんはやれやれと言わんばかりに一歩後ろに引いた。
ナニソレ、どういう事?
「カカシのマル秘エピソード知りたくな〜い?」
耳元でアンコさんの声がかかる。
まってまって、マル秘!?
どんなマル秘!?
「俺達カカシの同期でもあるわけよ。」
「だ〜から〜、どんな交友関係も知ってるわけよ。」
ライドウさんとアンコさんが更に誘惑の言葉を連ねる。
「知りたいでしょ?カカシの女性遍歴。」
アンコさんはニヤリと笑う。
「知りた〜い!!」
本には載ってなかった、これぞマル秘エピソード!
「「よし、釣った。」」
アンコさんとライドウさんが目の前でハイタッチをするが気にしない。
マル秘の為なら喜んで釣られてやろうぞ。
「カカシさんも気の毒に…。」
「だな…。」
どうやら、イタチと兄ちゃんは我関せずを装うみたい。