第7章 あっという間に卒業です
「はぁぁぁぁ…。」
家に帰って、兄ちゃんに今日の事を話して聞かせたらため息をつかれた。
えぇ〜?兄ちゃんもなの?
「そんな事されて、それでも止める気はないのか。」
「みんなにも馬鹿だろ、って言われたけど、止める気はない。」
止めてたまるか。
対抗出来ると知ったからには、続行あるのみだ。
「俺もお前は馬鹿だと思う。」
「むっかぁ!馬鹿って言った奴が馬鹿なんだぞ!」
みんなして馬鹿馬鹿言ってくれちゃって!
私の返しに兄ちゃんから半眼が向けられた。
「子供か、お前は。」
「子供ですから。」
キリッとキメ顔で言ったらため息つかれた。
「ダメだこりゃ。」