第6章 本音
「まず百瀬と同じクラスの日向から、なんかおかしなところないか?」
「おかしなところ…あ!百瀬さん最近忘れ物多いんですよ!!教科書とか!!」
「忘れ物か」
「それなら私もおかしいなってところあるわよ」
「え!清水もあるのか?」
「うん、着替える時にジャージ教室に忘れたって言ってよく教室に取りに戻るの」
「ジャージですか?百瀬さんは朝練終わった後からあのカバン一切触りませんよ?」
「そもそもジャージは部でしか着ないやつだし部活以外では使わないはずだよな」
「そういえば…」
「何か知ってるのか?山口」
「あ、いや…この前ツッキーと部室に行こうとしてたらロッカーの中とかすごい探してるの見て…ジャージ探してたのかなって…」
「なるほどな、その可能性はあるな。中学ではどんな感じだった?影山」
「……アイツが友達少ねぇのは元からです。及川さんと岩泉さん、国見と金田一以外とまともに話してるところは見たことないです。えっと全員青城の人っす」
百瀬が誰とも関わらないのは自分を守るためなのかもしれないな
「あ、でも今よりはよく笑ってました。もっと明るかった気がします」
「確かに俺らに笑顔はあんま見せねーな」
「よし、これから少し百瀬のこと気にかけてみるか。なにかわかるかもしれないしな」
「そうっすね!!俺らの大事なマネがまたあんな風にされるなんて許せないです!!」