第5章 天才じゃない
貴方side
プロになりたいって宣言してから数日
「あれ、?」
最初はヘアゴムとか小さなものだった
でも今回は体操服だった
昨日入れた、、気がしたんだけど…
「体操服忘れたので見学します」
1回目はよかったんだけど2回3回と続くとおかしいなって感じ始めた
「またか?お前どうしたんだ急に」
「…すみません」
おおごとにしたいわけじゃなかったし言わなかったけど
いつも体育が終わるとちゃんとロッカーに入ってるから確実に誰かに隠されているんだと思う
「教科書忘れました、すみません」
「珍しいな」
「…すみません」
確かに入れたのに…
するとクスクス笑う声が聞こえてきてドクンッと胸が跳ねる
「百瀬さん、俺の見せるよ!」
「…ありがとう」
「珍しいね、百瀬さんでもこんなことあるんだね!」
「そう…みたい」
なんで隠されるんだろう
なんで私なんだろう
いろんな思いが重なっていく
ただ授業のものだけだしあまり深く考えないようにした
壊されているわけでもないし私は平気
今までもずっと1人だったんだから