第5章 天才じゃない
「ゆいなちゃんなんか元気ない?」
「え?」
「せっかくのデートなのに上の空だよ」
「あ、ご、ごめんね!考え事してただけ!」
「本当にそれだけ?」
「うん!!」
「嘘、もう帰ろう。ちゃんと話して」
「何もないよー、徹とデートしたいなぁ」
「デートはいつでもできるよ」
「きょっ今日がいい…」
徹の視線が怖くて俯くと頭を撫でてて頬を包み込んで上にあげてきた
「うん、ほら俯かない、こっちみて」
「怒ってない、?」
「ないよ、だからそんな顔しないの」
「うん、徹好き」
「俺もゆいなちゃんが好きだよ」
なんでもお見通しだからバレたくないこともバレてしまう
ねぇもっと鈍感になってよ
中学の時のことも勘づいてるのかな
「ねぇゆいなちゃん」
「なーに?」
「辛い時とか助けてほしい時はちゃんと言ってね。今は何も聞かないけどいつかちゃんと言ってほしい」
「…」
「迷惑とか思ったことないし、俺はゆいなちゃんのこと知りたいだけなの。だから教えて」
「…いつかちゃんと…いう」
「うん、待ってるね」