第4章 幼馴染と恋人の境界線
「岩ちゃん岩ちゃん、徹は大丈夫?」
「おう、あん時みたいなことにはなってねーよ。わかってるだろ」
「そうなんだけど…心配で…」
「アイツが間違えそうになったら俺がなんとかする。お前はお前らしくアイツの隣にいてやれ」
「でも私何もできないし…」
「あのなぁアイツにとってお前の存在は大きいんだぞ。お前が堂々としないでどーすんだよ」
「そーだけど…」
「及川にとっても俺にとってもお前の存在は大きい。誰になんと言われようが胸を張って言え。俺たちは幼馴染だ、お互いを信じるのが当然だろ」
頭をわしゃわしゃっと撫でられる
嬉しい反面迷惑かけてる気がして不安でたまらなかった
「あっ岩ちゃんずるーい!俺も俺も!」
徹が私の方にきて頭を撫でる
「今日も可愛い〜!でも元気ないね、どうしたの?」
「2人がいなくなる気がしたのかな、、?」
「あははなにそれ、絶対ないよ!俺達は死ぬまで一緒だからね」
「死ぬ時もお前とかよ」
「なにさー嬉しいでしょ及川さんと一緒なの」
「お前の面倒見るのは懲り懲りだけどな」
「え、俺が見てる側じゃない?」
「あ?俺に決まってんだろ」
「…じゃあ私は2人の子どもだね」
「「え」」
「だって2人が面倒見る役なら私は見られてる側だし」
「待って待って待って!!岩ちゃんと夫婦はやだよ!いっつも蹴られちゃうじゃん」
バシンッ
「俺の方が嫌だわ!コイツは勘弁しろって!」
「えー?私は2人の子どもでも嬉しいよ?ずっと一緒にいられるし」
「ヤダヤダヤダ!一緒なのはいいけどなんかむり!」
「俺だって無理だわ」
「え、、そ、そんなに?」
「岩ちゃんと結婚は本当に勘弁!」
バシッ
「俺の悪口か?あ?」
「わーごめんって!そういうところだよ!!俺はやっぱりゆいなちゃん派!!」
「んなの俺もだわ!クソ川!!」
「私は2人派かなぁ」
「「!!」」
「あーもうなんでそんなに可愛いの?」
「お前がいてよかったわ」
「好きだよ〜本当に好き!悪い奴らから守ってあげるからね!」
「お前が幼馴染で本当によかったわ」
「2人とも結婚しよーね」
「「おう/もちろん!!」」
昔から変わらないこの空間を愛おしく思うのは普通のことだと思う