第4章 episode3
場地side
場地「千冬ゥ、、、。ペヤング、好きか?」
千冬「、、はいっ!」
同じ団地に住んでいたらしく、俺たちはすぐに打ち解けた。
なんて呑気にペヤングを食ってたら
ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン
場地「ンだよ、うっせーなーーー!」
玄関を開けると、ボロボロのサキが立っていた。
場地「は?お前どうしたそれ!?誰にやられた!?」
サキ「ウゥッ、ヒック、、、私じゃなくて、、、リナが、、、、、。どうしよう、私っ、、、。」
場地「とりあえず中入れ。」
居間にいる千冬がサキを目にすると
千冬「リナさんの、、、。何事っすか!?」
サキ「、、場地が、あっちから帰れって言った道、、、帰ってたら、、、、黒い大きい車が止まってて、、、人がいっぱい出てきて、、、、襲われそうになって、、、、そしたら反対側からリナが、、、来て、、、、場地んとこまで走れって」
詰まりながら話すサキを見ていると、震えている俺がいた。
怒りと悔しさで、俺の拳は震えていた。
場地「千冬ゥ、お前サキとここにいてくれっかァ?」
千冬「は、はいっ!!」
サキ「場地ぃ、、、。ごめん。」
場地「お前が謝んなよ。俺がわりい。」
サキ「、、あ、ナンバー!・・ー25だった。黒のミニバン、、、。」
場地「そこまで分かりゃどうにかなるだろ。千冬ゥ、この番号に今サキから聞いたこと話しとけ。そいつはリナの事も知ってっから。頼んだぞ。」
千冬の返事を聞く前に俺は家を飛び出していた。