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あなたに捧げる【鬼滅の刃/短編集】

第1章 無口な彼の言葉責めー水柱・冨岡義勇


ーぺちゃっ…くちゃ…っ

居間に接吻のいやらしい音が響いた。

「ふぁ…っ、待って…っ!」
「…なんだ。」
「ここじゃあ…嫌です。」
「どこならいい。」
「寝室に…っ!お布団を用意して来ますから…そちらで…その…。」
「行こう。」

寝室に向かう途中も彼は私も離さなかった。
耳や首筋にキスを落としていった。
お陰で寝室までわずかで行けるというのに、
いつもの倍時間がかかってしまった。

寝室に着くと布団を敷いた。
敷き終わった瞬間、彼は私をまた押し倒した。

「あ…っ、んぅ…」

こんな彼は始めてみた。
少し苦しそうな顔をしている。

「好きだ……っ!」
「んんっ…私も…好き…」
「もう止まれない…。逃げるなよ。」

彼のいつもと違う艶やかな視線にドキッとした。

「冨岡さ…んぅっ!!」
「義勇だ。…ん…何度言ったらわかる…」
「ん…ごめんなさ…い…んむぅ…っ!」
「はぁ…止められない…。ん…可愛い…っ」

息継ぎをする間もない激しい接吻。

「はぁっ…んん…ふぁ…っ」
「ん…っ、その顔は俺だけしか見てはいけない…。他のやつに見せるな。」
「ん…はい…んむっ…!」
「はぁ…接吻だけでそんな顔になるのか…。」

彼が艶めかしい表情で私を見下ろした。
そして、私の着物の合わせ部分に手をかけた。

「あ…待って…ください…っ!」
「ここまで煽っておいて、今更なんだ。俺は待たない。」

彼は会わせ部分を左右に開いた。
私の晒が丸見えだろう…。

「やだぁ…っ…恥ずかしいです…!とみお…義勇さん!」
「また間違えたな。」

彼は色っぽくふっと笑うと、私の晒を一気にとった。
彼からゴクッという音が聞こえた。
私の胸が彼の目に映っていると考えると、とても恥ずかしかった。

「見ないでくださ…」
「、晒は苦しいだろう。だが、外に出るときはしろ。変なやつが寄ってくる。俺の前では外せ。」

そして私の胸をやわやわと触り始めた。

「あ…っ…はぁ…っ」
「柔らかいな…俺の指が埋まりそうだ。」

いつもは全くしゃべらない彼が、このときばかりはどこからそんな言葉が出てくるのかと思うくらいしゃべった。

「ここで俺のを擦ったら…考えるだけでゾクゾクするな。」
「義勇さんの…ん…っ…変態…っ!」
「それで構わない。」

彼が私の胸の頂をキュッとつまんだ。
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