第2章 距離
千尋side
「はぁはぁっ……幸希くっ//」
幸希くんの服の匂いを嗅ぎながら1人で後ろを弄る。
気持ちいい。
幸希くんに犯されたい。
入れられたい。
赤ちゃん欲しい。
首噛まれたい。
頭の中をグルグルと欲望が駆け巡る。
「あっ……んぁ……気持ちぃ……//」
こんなの幸希くんに見られたら引かれるかな。
でも止められない。
こんな体じゃなければ幸希くんは僕とただの友達になってくれたのかな。
好きになってくれるのかな。
付き合ってくれるのかな……
「好き……幸希くん……好きぃ//」
ううん……きっとこんな体じゃなくても幸希くんは好きになってくれない。
僕には何の魅力もない……
「うっ……ひっく……ごめんなさい……好きになってごめんなさい……」
幸希くんとの距離は遠くなることはあっても、これ以上近づくことはないんだ。