第1章 銃と薔薇
「!探しましたよ。」
するとこちらの方に向かってくるジョルノ。
「町中探しましたよ。いったいどこに行っていたんですか」
「女の子に呼ばれて教会に行って…」
するとジョルノは『はぁ?』といいたげな顔つきで
「いいですか、行くなら行くでちゃんと断りを入れてから行ってください。
しかもここは日本じゃあないんですよ。
いいかげん一人行動は謹んでください。」
年したらしからぬ説教をかまされる。
私は『はーい』と返事を返すとジョルノは「行きますよ」と手を掴み、グイグイとおそらくミスタが待っている場所へと向かう。
「なんでここにいるのわかったの?」
またもや『はぁ?』という顔をするジョルノ。
「何でって貴方が呼んだんじゃあないですか。公衆電話で。」
「え?」
「〜通りの服屋さんの近くにいるって…。、大丈夫ですか?」
「あ、うん…」
違う、それは私じゃあない。
偶然ではないし、何かがおかしい。
まだ不確定なことが多くジョルノに迷惑はかけれない。
そのような考えもあり、今日のことは胸に仕舞い込み、その後もあまり気にすることなく家路についた。