第6章 歳の差*東方仗助
「お母さん!ただいまー!承太郎さんの親戚の子連れてきたんだけど〜って」
「誰もいないっすね…」
「変ね…、あ、バスタオル持ってくるからここで待ってて!」
さんの家は外国の大きなおしゃれな家の構造をしていた
階段もでっけえし、吹き抜けだし、めちゃくちゃでけぇや…
「はい、これバスタオル。なんかお母さん達、弟と出かけて夜まで帰ってこないっぽい…
まぁでも家族に紹介したいし、夜まで全然いてくれていいけど…どうする?」
ってことは…
二人っきりって事っすか…
なんすかそのシチュエーションは…!!
「迷惑…でなければ…一緒にいたい…っす」
彼女はパァッと明るい笑顔になった
「全然全然!そしたら部屋に案内するね」
彼女に案内された部屋は2階の8畳くらいの部屋。この匂いからして多分さんの部屋だろう。
「びちょびちょだよね、これ合うかわからないけどスウェット!制服乾かすからお風呂入ってこれに着替えて!お風呂はこの廊下を真っ直ぐ行ったところ!」
「さん、その前に気になることあるんすけど」
「なに?」と首を傾げる。
彼女っていう存在が直視できない。なぜならー
「ん。」
と彼女のブラウスを指さした。
彼女はみるみる赤くなった。
「えっとほんとごめん、全然気付かなくて…本当に…」
あーあ、こういうところが承太郎の心を掻き立てるんだろなあと。
そう考えるうちに自分の中のストッパーが取れたような気がした。
「着替えるの手伝ってあげましょーか?先輩」
さんのブラウスのボタンに手をかける仕草をして見せるとみるみる顔が真っ赤に。