第6章 歳の差*東方仗助
「仗助〜、遅刻だぞ」
「わりぃわりぃ、道草くってたら遅くなっちまった」
HR終わりってとこか。まぁギリギリセーフだな
自分の席に着くと後ろから億泰が突きに突きまくってくる。
「ほーん?あの姉ちゃんとなんかあったな?」
「あぁ?!い、いやなんもねーし!!」
「ほんとかー?隠し事はなしだぜ〜?」
こういう時の億泰はかなりめんどくさい。あー、どーせ言ったら俺もいきてーとか言われそうだしよぉ…
「まぁまぁ億泰くん、仗助くんにも色々あるんだよきっと」
「あぁん?康一はこいつの味方すんのかよ!隠し事されるのは気分がよくねーじゃねえかよ!」
「み、味方って…。隠し事ってよりか恥ずかしいだけじゃない…?」
「あーーーーー!もうお前らうるさい!!ほっとけ!なんでお前らにさんと放課後デートを言わなきゃならねえんだ!!!」
静まり返る教室…
女子たちの奇妙な視線…
そんなに俺まずいこといったか……?
「えぇぇ〜!あの仗助くんがさんとデート?!?!」
「おい、仗助!そんなのきいてないぜ!」
「だからなんで言わなきゃいけないんだ。はぁ、寝る。起こすなよ〜」
『くっそー仗助の野郎!あんな美女を…!』
っと億泰の声が聞こえる。あーもうこいつ全部ペラペラとしゃべりやがる…
『ねえねえ虹村〜、さんって誰?』
『仗助に彼女?マジありえない!』
『あの女に興味がない仗助が彼女ねぇ…』
『え、いや仗助くんはーって、仗助くん寝ないで対応してよ〜!』
どいつもこいつも俺の楽しみをネタにしやがって…