第6章 歳の差*東方仗助
「それで〜今日はどうしてここにいるんすか?」
「普通にお父さんとお母さんの顔を見にね。ただの里帰りだよ」
『なんだ承太郎さんに会いにきたわけじゃ…』と内心ホッとしている自分がいる。
いやなに考えてんだ俺…!
「そういえば…仗助くん、学校じゃないの?」
「あっ………忘れてたっす……」
『も〜』と笑う彼女。
長い黒髪のせいか白い肌と青い瞳がなお一層美しく見え、虜にする。
「じゃあ学校終わったら喫茶店でも行こうか」
「いいんすか…!?」
「うん、いそがしくな「行きます!俺行きますんで!じゃ!さん、15時に学校終わるんで〜!!!!」
「ちょ、仗助くん…!!」
溢れんばかりの想いが表情に出てしまう。
多分今史上最高に顔が緩い。絶対緩い。