第2章 姉への想い①*ジョルノ
私自身お酒はかなり強い。
ミスタにはバッカスって呼ばれるくらい強く、いつもミスタを潰して本部にミスタを投げて自宅に帰るくらい。
まぁでもみんなで飲んじゃうと凄く楽しくなってすぐ酔っ払っちゃうんだけどね。
「ミスタ、おまえは次ここでゲロったら1週間前部屋掃除だな」
「ブチャラティ!何でそういうことを言うんだ!くっそ〜…!今日はぜってぇ勝ってやる、!」
「わかったって、また送り届けてあげるよ〜ミスタちゃん」
そんな会話をよそめにジョルノが「はぁ」と大きなため息をついて部屋に戻って行った。
「どうしたんだろう…」
私はジョルノの部屋に向かった。
「ジョルノ〜入るよ」
「はい」
こちら側にチェアの背もたれを向けて座るジョルノ。
考え事かな…?
「なにかあった…?」
「自覚ないんですね。」
そういうと椅子をクルっとまわし正面に座った。
「一度記憶が吹っ飛ぶくらい貴女飲んだ日覚えてますか。」
「あぁえっとうん。」
「あの時あなた男であれば、いや、女性にも手を出そうとしたんですよ。」
「あ、えっとそれは覚えてないです…すみません…」
「僕が迎えに行ってもベロベロでズーーっと僕にキスをせがんで部屋に入っては押し倒され…」
え、まって、そんなことしてたの…???
めちゃくちゃ恥ずかしすぎる…
「手は出してはないですが…、もう少しお酒の量考えてください。」
「は、はい…」
「そーーれーーに。仲間達も例外じゃないです。アバッキオなんか自分のベルトに手をかけてましたからね?意味わかりますか?この意味が」
「そう言うことで間違いないです…はい…!」
「その時はアバッキオも相当だったので不問にしましたが、馬鹿みたいな飲み方は控えてください。今日もそんな状態でしたら容赦しませんよ。わかってますね?」
「は、はい………」
「わかったならどうぞ。気をつけてください。」
あんなジョルノ見たことがない…
なんというかめちゃくちゃに怒ってる……