第2章 姉への想い①*ジョルノ
「いやこちらこそこんなに素敵なドレスを着れたことが一生の宝になると思います。」
「ほら、ジョルノ君、君のamoreが感想を聞きたがっているようだよ」
メロット会長に肩を叩かれこちらを向くジョルノ。
「ど、どうかな…あはは〜…」
するとジョルノは若干戸惑いながらもこちらに歩み寄り、髪の毛を私の耳にかけた。
「素敵です。やはり黒い髪とその白い肌。それにアレキサンドライトのような目。実にお似合いですよ。。」
周りの女性陣数名がきゃーーっと言わんばかりに顔を隠す。
メロット会長も乙女のような反応をしている
「あああわかったから!じゃじゃじゃ、会食はこれで参加します!」
「私も参加するから今以上に張り切ってそのドレスを目立たせてくれよ。それと私のエスコートもお願いしよう。」
「え、エスコートですか?!」
「こんな綺麗な人と並んで歩けるのも一生に一度あるかわからん。それと私みたいな財力のある老ぼれはどこで誰に狙われているのかわからんからね。
あとはまぁ私のブランドを他の者たちの宣伝もできるしな、いいだろ?」
「断る理由もございません。よろしくお願いします。」
メロット会長はうんうんと頷き『では私はこれで、ジョルノ君よろしく頼むよ』と部屋を出て行った。
「それではさん、こちらのドレスお包みいたしますね。」
「あ、はい脱ぎますね」