第1章 銃と薔薇
ジョルノside
明るく振る舞う姿に嘘偽りなどはなかったが自分のせいでという気持ちが成長するにつれて大きくなった。
「…その傷嫌じゃあないんですか。」
そういうと彼女は満面の笑顔で全然と答える。
「これは勇気の勲章だから。私の強さのお守りよ」
そういって彼女は僕に暖かさを与えてくれた。
そして昔からずっと秘めていたこの気持ちが15歳になり大きく膨れ上がった。
僕が13、14歳ごろから彼女は頻繁に日本に行くようになった。
僕が7歳ごろから何回か日本に戻っていたが頻度が徐々に上がって行った。今思えば空条承太郎という男に会う為だろう。
空条承太郎と姉はもう深い仲になっていることは察しがついた。
そして姉自身も空条承太郎が好きであることも。
僕は姉に弟としか見られてない。
そう考えると胸がキュッと締め付けられた