第1章 銃と薔薇
「ま、まぁもう私は大丈夫だから…」
っと少しよろけてしまう。
隣で承太郎さんがひょいと私をお姫様抱っこする形で持ち上げる。
「大丈夫です!自分の足でいけます!」
「まだ動くのは無理だ。大人しく寝てろ」
そういってベットへ優しく降ろされ、布団を優しくかけられる。
ジョルノたちの視線が痛い…
「俺は少し席を外す。今日のことをSPW財団の奴らと警察に説明しないといけねえからな。」
「あ、ありがとうございます。」
「また近々くる。じゃあな」
そういって承太郎さんは行ってしまった。
「あまり無理してはいけないよ。お父さんは少し親戚の元へ行ってくるから皆さん、娘をよろしくお願いします。」
「はい、ジュリオさん」
そういって父も部屋を出て行った。
「しっかし、承太郎ってやつデケェな。本当に日本人かよ」
「お前、10歳も上のやつと関係持ったのかよ。やらしい女だぜ。」
「おい、こんなところにハンカチが落ちてる…って」
「あああああああ!ブチャラティ!返して!お願い!」
それは一昨日の洗濯物を直すときに落とした下着!!!!
しかもそれはなかなか自分の中でも攻めてるやつ!!!!
みんなで見るなーーーー!?!?!
「お前割と気を使ってんだなぁ?勝負ん時はよぉ」
「マジでミスタ回復したら許さないからね…ほんと…!」
ぎゃーぎゃーと私の下着やらなんやらで騒ぐ奴ら。
するとジョルノが
「皆さん、一旦ここは僕とだけにしてください。
姉弟で募る話があります」
話…?
そういうとブチャラティが『お前ら行くぞ』と言って全員部屋を出て行った。