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銃と薔薇

第1章 銃と薔薇



神父は逃げるように私のそばから離れると出血する手首に自分の血をつけ、

「避けれるかナァ?!?!」

っと無数の血のナイフが雨のように降ってくる。
ガンズで全身を守るも、スタンドと自分自身の体は一心同体も同然。
落ちてきたナイフを全身の受ける。
「くっ」
出血がひどい。この私の血が神父の足元まで届いてしまったら…

「美しい…美しい…あなたは今までにみた女性の中でも一番マリア様と同等の美しさ……」

彼の目からポロポロと涙が流れる。
しかし涙は刃物には変えない。多分量が少ないのだろう。

「あなたのような美しい方は全身隈なく家具にしてあげます!
いや永遠に私の元に美しい芸術品として!ずうううううううううっと可愛がってあげますヨォォォ!!」


「ガンズアンドローゼズ!」そういうと2丁拳銃を取り出し、神父の腕へと銃弾を撃ち放った。


「ヒャァァァァ!無駄ですヨォ〜!いけ、アンセインテッドォォ!!」

私はさっきの攻撃より何箇所か深い傷を負った。

「あぁ…せっかくの美しい皮膚が…また私の素晴らしい縫合術で縫い合わせてあげますからネェ……死ねェ!!って…何ィィ!!」


「そう、私の目的はあなたへの攻撃ではなく、あなたの止血。そして私の美しさに見惚れてたかもしれないけど部屋の石壁や石畳から出る地下水の穴も完璧に塞いでおいたわ。そっちに気力使っちゃって自分を守るのが手薄になっちゃったけど」


「さっきの…床を攻撃した時に蔓を伸ばしていたというのか…!!」

「正解。そしてガンズの蔓は体温に反応する。」
「がっ…なんだこれはっ……!」
「あ〜もうすぐ蔓が気道を塞ぐわよ。口の中って脇なんかより体温が高いって知ってる?
あなたのスピード、私なんかよりすごく早いし追いつけなかったけど今回は私の作戦勝ちってことね」
「くっそにほんj………」


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