第6章 気持ち
.
翔「、、。ごめんね。にののやつ答えづらい質問しちゃって。」
『あ、いえ、、。』
に「おまたせー。おれ呼ばれちゃったからいくわ。じゃ、またのもうねー♪」
そう言って颯爽と帰っていった。
二宮さん、、マイペースです、、。
翔「え!あ、おい!」
『はは、、。』
翔「ごめんね。にのが勝手に。」
『いえ!全然!』
正直少し気まずい。
これ以上一緒にいたら自分の気持ちを認めざるを得なくなる。
翔「、、ねえ、、さっきの質問の答え、、聞いてもいい?」
『あ、、あの、、わたし、、』
翔「、、おれ期待してもいいかな、、?」
『えっ?』
翔「八木ちゃんも同じ気持ちって思ってもいいかな?」
『おな、、じ、、気持ち、、?』
翔「うん。おれは、、
おれは八木ちゃんといるとドキドキするし落ち着く。
もっと知りたいんだ。いろんな顔を見せてほしい。
もちろんそれはおれだけに見せる顔。
こんな感情を誰かに抱くなんて初めてなんだ。
いつも近寄ってくる女の子はおれを嵐の櫻井翔としか見てない。
でも、君は違う。一人の人間としてみてくれた。」
櫻井さんはそう言って、真剣に私を見つめた。
応えなきゃいけない。その気持ちに応えたい。
でも怖い。
『、、あ、あの時の、、?』
翔「そう。パーティーの時。”普通の男の子なんですね”ってあれすごくうれしかった。
おれ自身を見てくれた気がして。」
『わ、たしは、、』
言葉が詰まる。
翔「おれ、、八木ちゃんのことがす、、
~♪~~♪
電話が鳴る
翔「あ、ごめん、、。
、、はい。もしもし。はい。わかりました。」
ごめん、急に仕事が。行かなくちゃ。」
『は、はい。あの、、』
翔「またゆっくり考えてくれたらうれしい。」
『はい。』
そうして櫻井さんと店を出て家に向かった。