第6章 気持ち
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『でも、彼の行動がおかしくなって、、
いつもすぐに来ていたラインの返事も遅くなって、そっけない返しが増えて、、。
親友に相談しても付き合いが長くなって慣れれば普通だよって言われて。
私、初めての恋人で全然わからなくて。
それで、ある時彼に連絡なしで彼の家に行ったんです。
そしたら、私の親友とその、、ベッドの上で、、』
翔「、、まじか、、」
に「そんな酷いことがあったのに親友の方は縁切らなかったの?」
『はい。親友は彼を試したって。私の誘惑に簡単に乗るような人は八木の恋人としてふさわしくないって。
そう言われて、納得してしまって。』
翔「、、」
に「、、」
『あ!すみません。暗い話!!
でも大学の頃の話なんで!
もう全然大丈夫です!!』
翔「そっか。親友が大事なんだね。」
『はい、、。すごく!』
私にとってみくは大事な友達。
彼を試してくれたのだって私の為。
、、本当にそうなのかな、、?
やり方に少し違和感はあったけど考えないようにした。
に「今は?、、今は好きな人いないの??」
『、、えっ?』
不意に櫻井さんと目が合う。
『っ//////』
ドキッとする。
櫻井さんのこと意識してる。
に「、、
、、おれは?」
『、、え?』
に「おれのことどう思ってる?」
二宮さんはいつも唐突だ。
『え、に、二宮さんは、、』
、、二宮さんは二宮さんです!』
に「、、え?(笑)」
『二宮さんは私の中では二宮さんです!
、、プライベートは割り切ってっていうのでクライアント様って感じもしないし、、
かといって友達って程深くはないし、、なので、二宮さんは二宮さんです!』
に「、、はは!面白いこと言うね。
友達でもないのかあ、、。
、、じゃあ、翔さんのことは?」
翔「え!おれ!?おれはいいよ」
櫻井さん、、
元カレのことで人を好きになることが怖くなった。
自分の気持ちを認めてまた傷つきたくない。
しかも相手はトップアイドル。
『、、櫻井さんは、、』
~♪♪~♪
だれかの携帯が鳴る。
に「あ、ごめん。おれだ。」
二宮さんが個室を出ていく。