第4章 嫉妬
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『シャワーありがとうございました。』
「、、///お、おう」
なぜか赤くなる櫻井さん。
「ところでどうしてあんな悲惨な?」
『、、あー』
言おうか悩む。
人に何かを相談したりするのは苦手だ。
「話したらすっきりするかもよ?」
と櫻井さんに言われた。
たしかにそうかもと思った。
深い関わりではないからこそ話しやすそうと。
『実は、、親友と喧嘩して怒らせちゃって、、』
「え、親友にワインかけられたの、、?」
『はい、、でも私が悪いんです!
親友なのにその子のお願い聞けなくて、、。』
「、、そっか、、。
でも大丈夫だよきっと。親友なんでしょ?仲直りできるよ。大切な人は絶対離れないよ。自分が手放さない限り、、。」
櫻井さんにそう言われて心が軽くなった気がした。
「送るよ。」
そう言って櫻井さんは家まで送ってくれた。