第4章 嫉妬
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はあ、、。
怒らせてしまった。
みくは高校時代私を助けてくれた。
私はどちらかというと真面目でおとなしいタイプの生徒で先輩や先生からも良くしてもらっていた。
そのおこぼれをもらおうと私の周りにはいつも人がいた。
でもみんなうわべ。
私が助けてほしいときにだれも助けてくれなかった。
...
学生時代のこと
ある時バイトで帰りがいつもより遅くなって、
近道で帰ろうと人気の少ない暗い道を歩いていた。
カツカツカツ...カツカツ..
誰かがつけてきている。
直感でそう思った。走って近くのコンビニへ入った。
つけてきていたのはいつもバイト先にパンを買いに来るサラリーマンだった。
親に連絡したが繋がらなかったので片っ端から友達へ連絡した。
、、だれも来てくれなかった。
こんな時間だし。仕方ない。そう思うようにした。
でもすぐにグループラインにメッセージが来た。
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だれか八木から連絡着てない?
助けてほしいってw
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そのメッセージはすぐに送信取り消しされた。
間違えて私のいるグループに送ってしまったのだろう。
ああ、友達ってこんなもんか。
そう思った。
その時たまたまみくから個人ラインが来た。
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やっほー♪
明日の体育って室内だっけー??
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みくに懸けた。
助けて
そう送るとすぐに電話が来た。
「どうしたの⁉」
『た、助けて、、後をつけられてて、、』
「どこにいるの?」
『○○通りのコンビニに、、』
「待ってて。すぐ行く。」
来てくれた。みくだけが助けてくれた。
それから私はうわべ関係だった人たちをすべて断ち切り
みくと高校、大学生活を楽しんだ。
みくにはすごく感謝してる。
だから簡単には離れられない。