第2章 あの時の
-翔side-
驚いた。
前の仕事で遅れて新しいプロジェクトの顔合わせに向かうと
そこに現れたのはあの時の女の子。
翔「すごい偶然。」
『、、はい??』
気づいてない。
翔「ホットレモンの。」
『ホットレ、、あ!!!!コンビニのマスクの!?』
良かった。思い出してくれた。
でも想像以上に声が大きくて、
翔「ちょっと声大きいって笑」
『あ、、すみません。」
翔「あの時はありがとう。
風邪じゃなくて変装だったけどね。」
『そうだったんですね、、。風邪じゃないならよかったです。』
風邪じゃなくて良かった。そういわれて少しうれしくなった。
嵐の櫻井翔に会えたことよりも体調を気遣ってくれたことに。
翔「ライブも見てくれてたんだね。前の方の席にいたから見つけちゃった。」
『あ、はい。友人が嵐様の大ファンで。』
翔「、、君は?」
『わ、私ですか、、?
嵐様は、、知ってますよ!国民的アイドルなので。』
翔「はは!正直だね。ファンではないんだね。」
嵐のファンじゃないと聞いて悲しいような嬉しいような気持になった。
もっと話したいと思った。