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過去⏩️今 ~記憶の物語~[呪術廻戦]

第8章 契り


自分達の屋敷に戻ると、宿儺は蒼に話しかけた。

宿「蒼! 話がある、ちょっと姿を現せ」

「何だ宿儺。俺はお前と契約して無いぞ」

不満そうに言いながらも2人の前に姿を現した蒼。

『蒼なの?』

あすか がそう確認するのも無理はない。
蒼は また大きくなっていたのだ。

「あすか の呪力を少しずつもらっているからな。
それに、たまに宿儺からも呪力をもらっているから体が大きくなったのだ」

その大きさは、蒼が頭を上げると縁側に座る あすか の膝の高さまで余裕で届く程だ。
蒼は あすか に頭を撫でられ、嬉しそうにシッポを振った。

宿「屋敷の結界を強くしろ」

「いきなり何だ」

あすか の隣に座る宿儺に視線を移し、蒼は不機嫌そうに言った。

宿「あすか の腹に子が居る。
俺は今まで通り仕事をするが、あすか にはしばらく仕事を休ませる。
俺が不在の間、あすか と腹の子を護ってくれ」

宿儺の言葉を聞き、あすか を見れば、あすか は静かに頷いた。

「そうか、子か。めでたいな、あすか。
俺が腹の子も護ってやるから安心しろ」

蒼は優しい声で あすか にそう言った。

こうして、蒼の結界は強化された。
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