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過去⏩️今 ~記憶の物語~[呪術廻戦]

第2章  出逢い


宿⦅ ほぅ…、対象者に触れるまで術式が発動しないのか。それゆえ呪力は感じられず いくら外で見張っていた所で防ぐ事はできない、というわけか⦆

ふむふむ、と相手の術式を考えながら苦しんでいる主の元へ近づくと、主の胸には片手程の式神が心臓の辺りで ペタリ と張り付いていた。
式神から心臓を覆うように呪力の渦が感じられる。

宿⦅…式神に術式を記憶させているのか…。コレ(式神)を祓った所で術者には影響がないな。いたちごっこになるだけか…⦆

とりあえず、主の胸にある式神を ボッ と燃やし、宿儺は式神を操っている術者をどう探すか考えていた。

「終わったか?!」

額に脂汗をかきながら、主は宿儺に聞いた。

宿「まだだ。式神を燃やしただけだから、明日も明後日も じわじわと心臓を潰されるだろうな」

「なんとかならんのか!?」

宿「………今考えている…」

そして、宿儺が出した答えは

宿「明日も来てやろう。ただし、明日は下手をしたら お前は死ぬからな。その覚悟だけしておけ」

「……は??」

そう言って宿儺は屋敷から去ってしまった。
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