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過去⏩️今 ~記憶の物語~[呪術廻戦]

第5章 実戦


ヘビは あすか に近づき

「俺の名を呼び、血を差し出せ」

と言った。

『名前は?』

「蒼(ソウ)」

ヘビの名を聞き、あすか は自分の親指を噛んで、血を差し出した。

『土地神、蒼…
我と契約を結び、我を護りし神となれ』

ペロリ、と蒼が あすか の血を舐めると、蒼の体が光輝き、額に印が現れ ゆっくり消えていった。

『よろしくね、蒼』

「あぁ」

あすか に額を撫でられ、蒼はシッポを小さく左右に揺らした。



契約を終わらせた あすか は先に家に入り、その後ろ姿を見届けた宿儺が口を開いた。

宿「撫でられてシッポを振るとは…
お前は犬か…
蒼…、この土地も呪霊から護れよ。土地神だろう」

ニヤリと笑う宿儺に、蒼は冷たい視線を向けて答えた。

「……言われずともしてやるさ…
男の嫉妬は見苦しいぞ………」

バチバチと睨み合っていた2人を あすか は知るよしもない。
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