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過去⏩️今 ~記憶の物語~[呪術廻戦]

第5章 実戦


宿儺と共に依頼主の屋敷へ向かうと、お城が見えてきた。

『宿儺さま? 今回の依頼主と言うのは この お城なのですか?』

あすか は宿儺に聞くと、宿儺は「そうだ」と答え、当たり前のように門に近づいて行く。

宿「呪いの依頼で来た。通せ」

門番は依頼の件を聞いていたのか、すんなりと門の中に通してくれた。

スタスタと門を通り過ぎて行く宿儺の後ろ姿を あすか は慌てて ついて行った。



出入口につくと、依頼へ来た者と思われる男性が宿儺へ頭を下げた。

「お供の方ですか?」

男性は宿儺の後ろに居た あすか を見、宿儺に聞いた。

宿「そうだ。問題ないであろう」

男性は「もちろんです」と答え、2人を案内した。

案内された部屋の前に立ち、男性は「姫さま、失礼致します」と声を掛け、襖を開けた。

襖の奥には綺麗な着物を着た女性が座っており、姫と呼ばれた その女性は目が ぱっちりとし、整った顔立ちをしていた。
いかにも お姫さま という雰囲気だが、血色が悪く見える。
それと同時に あすか はゾクリと悪寒を感じた。

「前に話していた祓い屋? 色男ね♪」

姫はニコっと笑った。

「もっとよく顔が見たいわ♪ 近くに来て」

宿儺に近くに寄るように言うが、宿儺は「自分で来れば良いだろう」と言い、言葉を続けた。

宿「動ければ、な」

「…………」

⦅ ? ⦆

意地悪く笑う宿儺に、あすか は首を傾げた。

宿「おい、そこの男。呪いは確認した。依頼を引き受けよう」
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