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過去⏩️今 ~記憶の物語~[呪術廻戦]

第15章 新入生


五条とともに1年生教室へ やって来た あすか 。
ガラリと扉を開けると、1年生の視線は見慣れない あすか に集中した。

伏黒を見て にこり と笑う あすか に、虎杖と釘崎は「誰?」と聞いた。

「悠仁と野薔薇は はじめまして、だね。あすか だよ」

五条は それだけ伝えると、「情報量が少なッ!」と釘崎が言った。

『はじめまして、よろしくね』

柔らかく笑う あすか に、虎杖も釘崎も警戒心が緩んでしまう。

「あすか さんっていくつ??
私たちと変わらないくらいよね?」

あすか を見ながら釘崎が聞くと、あすか はクスクスと笑った。

『悟より年上だよ』

「えぇーっ?!」
「ホント?!」

釘崎は あすか と五条を何度も見比べ、「どんな お手入れしたらあんな美貌が保てんのよ」と呟いた。

『私は宿儺さまの妻で、呪霊なの』

まるで敵意の無い笑顔で そう伝える あすか に、釘崎が一気に身構えた。

「伏黒、あんた前から知り合いだったんでしょ?!」

「宿儺の妻なんて俺も今、初めて聞いたんだよ」

「大丈夫だよ、あすか は敵じゃない」

五条の言葉を聞きながらも、釘崎は警戒を緩めなかった。
すると、今まで黙っていた虎杖の左頬から宿儺の眼と口が現れた。

宿「何だ小僧、騒がしいぞ」

そう言うと あすか が虎杖に抱き付いた。

『宿儺さま!』

「へっ?!」

宿「 あすか 」

急に抱き付かれた虎杖は頬を染め、宿儺は驚いたように あすか の名を呟いた。
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